前から思っていたが、こいつは頭が悪いと思う。
弁護士としては、優秀だったのかもしれないが、
政治家としてははっきり言ってド素人と言われてもしょうがない。

私は差し当たって行政書士を目指しているが、
地方自治法も行政法の出題範囲内なので、少しかじっている。
今回ヤフーで掲載されている失言についてなのだが、
はっきり言ってちょっと勉強した者から言わせれば、
「ありえない」発言なのである。

そもそも都道府県知事や市町村長は、特定の地域のトップなのは
間違いないが、だからと言って何でもできるという立場にはない。
国家権力でさえ国民の意思に拘束され、また立法、行政、
司法が三権分立により互いの権限を制限されることで
国民の自由と権利が保障されているのが建前になっている。
国でさえ監視の目があるのに、お山の大将は何でもありってことには、
どぉーーっっ、、、考えてもならんだろ?

これから自分が地方公共団体の長となるべく選挙に臨むに当たって、
その自分が成ろうとしているものがどんなものか調べることぐらい
できたはずだ。
俺は自分の事を棚にあげて言う。行政書士になるといっても、
自分がどんな事を具体的にしようとしているのか、よく分からない。
しかし、
『公人』
となれば、話は別だ。
しかも選挙で選ばれようとしているのなら、なおの事。

 まず、税金つまり完全なる人の金でおまんまを食べさせて頂くんだ。
民間出身なら、それがどれほどの価値があるのか当然知ってるだろうがよ。
しかも、予算の執行権者となるべきものが、
「何にも分からん青二才だけど皆さんどうかよろしくお願いします」
とは口が裂けても言えないはずだ。
だが、今回はそれは言ってないが、その程度の認識だと黙示した。
現宮崎県知事も、県知事を目指すべく、
大学に行ってそれが何たるかを頭に叩き込んできた。
それぐらいの気構えがないと、
責任に耐え権力を行使することは出来ないと
言ってよいのではないか。
何もここまでしなくても、、と思うかもしれないが、
十分に信頼できる人間と推定することは出来る。
 次に、自分の権力が規定の上でどこまであるのか、ということを常に把握しておくべきだ。
特に財政が危機だと宣言して、今から歴史的大改革をしましょうと言っているのならなおさら、
よりより行政の潤滑油とすべく自分の権力でスムーズに行くところは、
パッと指示を出せばいいし、何でもかんでもそういうわけには
いかないようになっているはずだから、そういうときに注意する箇所は
どこあるのかぐらい理解しておかないとダメなはずだ。
「今のままではダメだ!改革しよう!だけど、俺は、好き勝手にやってやるぜ!」
と言って許されるのは、クーデターを起こし成功した人だけである。
 最後に、たとえ自分がやる気のある分野で問題点も把握しているとしても、
特定の専門家が多い組織である行政上の委員会にその権力を傘にして
「命じる」ってよくも抜けシャーシャーと言えたもんだ。
なんだ、破産したどうしようもない人間を相手にしているつもりなのか?
単なる学生が、先生に向かって「これをしろ!」と言っても
やるはずもないし、馬鹿にされるのがオチだ。

責任感もあるみたいだし、やる気があるのも分かるが、
なんだろう、小物にしか見えないんだよな。
なんか、「そこまで言って委員会」の延長線上だと勘違いしてんじゃねーの?
あの発言は本当にやばいと思う。心底俺はそう思う。
おそらく、あの人今後叩かれるよ。良い事しても悪い事しても。
有名人出身政治家は、マスコミ大好きだからなー。

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