家庭教師2

今日は車で30分以内の、小学校6年生のお子さんのお宅へ。

「面接の最中コタツで寝ていた不届き者！」と思っていたが、
実際部屋に入って一緒に勉強してみると、どっこい、これまた
素直なお子さんである。初めて会ったばかりなので、こちらの
緊張が伝わったのか、顔はこわばっていたし、若干シャイだった。

数学を一から教えてみたが、概念を教えるのは苦労する。
中学校、高校の先生は大変な仕事をしていると実感した。
ゼロより小さな負の数というのは、決して目に見えるものではないので、
簡単には説明しづらい。だから数直線に目盛りをつけ、
そこに0から5ぐらいまでの正の整数と、反対側にー5までの負の整数
を書いてそれで足し算引き算を説明すると、納得してくれた。
たしかに
「マイナスの数を引く」
という考え方は、なかなか納得のいくものではない。
だから数直線を使って、説明したのだが、これ以外よい方法が思いつかなかった。

続いて英語を教えたのだが、
今はやりのオッパッピーの「そんなの関係ねぇ」を意訳して教えてみた。
私は、
"It doesn’t matter to me!"
としてみたが、若干のニュアンスから来る違和感を覚えないでもない。
しかし、まあきっと通じなくもないだろう。
アルファベットを一から教えるのは、骨が折れるので、
自己紹介や、お礼を言う時に使う言葉を教えた。
英語を勉強したくなる動機付けが出来たのならよかったのだが、
まあ、中学校に行くと、先生も分かりやすく教えてくれることに期待しよう。

授業が終わって、今日の内容の確認の印を頂きに親御さんの元に行ったのだが、
「コーヒーでもいかがですか？」と言われた。
私はこういうときはチャンスと思っているので、遠慮なく頂いた。
簡単な自己紹介から、お子さんの将来について話したら、
なんだか好印象を持っていただいたのか、お父さんのほうから、
「今度飲みに行きません？」と誘われた。
『社会勉強になりますので、是非に！』と即効で返事した。
どんな人間であれ、他人から話を聞くのは勉強になる。
これは天から降ってきたチャンスである。

まあ、俺下戸になってるから、お父さんが酒乱だと困るなー、、。