初めての傍聴

2007年12月19日 日常
「暗っ、、。」

平日の昼間なので、電気を切っていたようです。
近所の裁判所は、節電に励んでいるようです。
おかげで私は、こそーっとはいりました。

入ってすぐの掲示板に競売物件の入札価格を見ておりましたところ、
比較的近所に、土地付きの家を競売物件に指定されていました。
約600万×2ぐらいで、
「やすいなー」
と思いました。
買うつもりはありませんが、今度見てこようと思います。
違法占有者とかいるかもしれませんが、これも勉強でしょう。

今日は昼の1330から一件の裁判が入っていたいました。
実は裁判所に着いたのは1時前。
私の勝手な想像で、
裁判が始まる前は、何かとばたばたしているもので、
傍聴者は早めに席につき、原告被告は定刻前に来て、
最後に裁判官が入ってくるものだと思っていました。

大方間違いではありませんでしたが、
1330ほぼ1分前に、入ってすぐに、
「皆様ご起立ください」
という流れだったので、ちょっとびっくりしました。

「さっぱりしてるなー」
とおもいました。

で、その後の流れは、
刑事裁判ほど格式ばったものではないけども、
「それでは裁判を開始します。」
「原告は、氏名は○○でまちがいないか?」
「はい、まちがいありません。」
とか、こういう流れがあるのかなと思ってましたら、

裁判官「被告の■■さんは、今日は前言ってた書面持ってきました?」
被告 「あっ。すんません。車においてきました。とってきます。」
裁判官「、、。」
(裁判官、席を立って原告の席に歩み寄る)
『えっ?そんなのあり?』
って、ちょっと噴出しそうになりました。
簡単に席を立ったりするんだなとにやけそうになりました。

裁判官「原告は、結局いくらの請求になるか分かりました?」
原告 「いや、毎月2万ずつは振込みということでした。」
裁判官「今も入ってきてます?」
原告 「いいえ、2か月分入ってましたが、、」
裁判官「では、被告の書面を見れば分かりますね。」

(被告が、車から帰ってきた。)
被告 「こちらがそうです。」
(被告、裁判官に書面を預けて座る。)
(原告、裁判官、書記官3人で、書面を見つめる。)
原告 「、、。」
裁判官「えーっ、、と。」
書記官「、、。」
被告 「これは出すね、ちょっといいですか、、、」
(被告席を立ち、3人の下へ歩み寄る。)

被告 「なんチャラかんちゃら、、こういうことです。」
裁判官「それでは席にお戻りください。」

最後に、裁判官が、『和解』の内容を朗読して終わりました。

この裁判の件について、裁判室の前には、弁論と書いていたのですが、
実は和解の手続きをすでに踏んでいたようです。

察するに、被告のほうが事をあいまいにしていたか、
うまく契約の内容をこなしていなかったのか、
採算の催告したにもかかわらず、原告がシビレを切らして、
「裁判所で和解してみればいいかな。」
と思って、交渉の場を作ったのかなーと推測しました。

裁判が終わるタイミングもよく分からず、
もう帰っていいのかどうかもわからず、
「予想以上にさっぱりしてるなー」
とおもいました。

帰り際、小さな裁判室なので、被告の方と目が合いました。
やはり事件に無関係な人がいるのが、
ちょっと気になるような目をしてました。
若干にらまれるような感じでしたが、、、。

うーん、数回行って見ないとよく分からんところもあるなー。

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