、、、と気づいた。

タバコの箱より小さい機械から、音が流れる。
ローカル局から出ている周波数にあわせると、
大抵ここから出ている声は、顔を見たこともない人が多い。

でも、おもしろい。

なぜなら、そこには余計な情報はなく、
ジョッキー、ディレクター、レポーター等の放送者による
時に屈折したプログラムが実に多い。

だから、おもしろい。

行間を読む、読まないの選択ができることもいい。
生半可に映像が付くと、そこに行間を読む余地はほとんどなくなる。
こちら受けてとして好き勝手に解釈することが出来なくなる。
「最近、寒くなりましたねー」とラジオが喋ると、
その言葉と自分の環境を重ね合わせることが容易に出来るが、
テレビの天気予報でその言葉を聴いても、
ただの情報として頭の中に入りがちになる。

だから、ラジオそのものが面白い必要はないと
僕は、そう思っている。

僕が、ラジオを聞いてそれを面白くすればよいのである。

しかし、ラジオにはテレビにない利点がある。
現代社会におけるテレビでは、敬遠される事をラジオは比較的
障害がなく、われわれに電波に乗せて流してくれる。

下ネタである。

もちろん、放送禁止用語の規制がゆるいわけではない。
放送局としての倫理は、守ろうとする意思は形式上においても
軽くなっているわけでもない。

しかし、ラジオっていうものは時に露骨なものである。

女性に人気の福山ま○はる。マチャで有名なパーソナリティだが、
テレビにおいては、主題歌と主役を演じる有名な俳優である。
歌手以外にそんなに興味のない男性としては、
彼が「ダイの下ネタ好き」とのイメージはほとんどないだろう。
僕もその中の一人だった。

下品と言っても良いのだ。マチャは。

要は見られてないから、体も飾ってないことで、
言葉も飾る必要がないと思っているのだろうし、
リスナーとしてもそれを求めているわけではない。
逆に言えば、
「人間味」を比較的正直に現れやすいというところもあるし、
総じてそういう番組は深夜に流れているので、
好き勝手やってしまえと言う部分も本性としてあるの
かもしれない。

あとは、世間話に近いものを聞きやすい。

オールナイトニッポンは、リスナーからの手紙を元で成立している
が、それとは別にパーソナリティの世間話のウェイトは大きい。

ナ○ナイは、時事問題について最近話している。
くりぃむシチューは、有○さんの身近な困った話が頻度が多い。
テレビでは企画としての演出があるので、
こんな話はなかなか聞くことは出来ない。
これは、単純だが面白い。
また
インターネットラジオで映像付だが、
江○2:50と星川○紀さんのPPPするぞは、おもしろい。
知性的なエガチャンを知っている人はいないだろう。
彼は実は無類の映画通である。
最近あまり見なくなった「異常行動」と頻出して
ハプニング満載で、見てても楽しい。

それに、ローカル局でも面白い人はいる。
面白い企画もたまにはある。

あと、たんなるBGMにしているだけでもいい。
たまに子守唄代わりにするときもある。よく眠れる。

テレビにあってラジオにないものは、
強いて言えば、それは利点で不利益ではない、、と考えてます。

だって面白いんだもん。

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